【静岡地震】気象庁「東海地震ではない」 関連性や今後の発生可能性検討
11日早朝に発生した駿河湾沖を震源とする地震について、気象庁は「想定される東海地震ではない」との見解を示す一方、東海地震との関連性を調査していくとする「東海地震観測情報」を発表。また今後の東海地震の可能性を検討する「地震防災対策強化地域判定会」の打ち合わせ会を急遽開催した。打ち合わせ会の臨時開催は初めて。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/090811/dst0908110904024-n1.htm
同庁の関田康雄・地震津波監視課長らによると、今回の地震の規模(マグニチュード)は6.5で、断層が押し合って水平方向にずれる「横ずれ断層型」だったとみられる。一方、想定される東海地震はマグニチュード8前後と規模がより大きく、断層が押し合って上下にずれる「逆断層型」と推測されている。また、東海地震の震源域で地殻岩盤の歪みを計測し、東海地震の前兆を捉える「歪計」にも特段の変化はなかった。こうした状況から、同庁では想定される東海地震ではないと判断したという。
一方で、今回の地震が東海地震の推定震源域で発生した地震であることから、「東海地震観測情報」を発表。地震・地殻の観測データを注意深く監視し、想定される東海地震との関連性を調査していくという。
同庁が出す東海地震に関連する情報は危険度が低い情報から順に「東海地震観測情報」▽「東海地震注意情報」▽「東海地震予知情報」の3種類があり、今回の東海地震観測情報は、観測された現象が東海地震の前兆現象であると直ちに判断できない場合や、前兆現象とは関係がないとわかった場合に発表されることになっている。
平成16年1月に東海地震の情報が現在の体系に変更されて以降、実際に情報発表されるのは初めて。