せき止め湖で漂流物の爆破作業、なお残る決壊の懸念-四川大地震
中国・四川省で先月12日に発生した大地震により、同省北川県の唐家山にできた「せき止め湖」―決壊を防止するために設けられた排水路で8日、工兵部隊が岩や漂流物の爆破処理を行った。
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工兵部隊の爆破処理により、8日午後には排水路の流水量が毎秒30立方メートルに増加したという。また幅475メートルの排水路を数メートル拡張する作業や、新たな排水路の掘削作業も同時に行われている。
一方、国営新華社通信は、7日に放水が始まった後も湖の水位が上昇していると報じた。下流の綿陽市では決壊を恐れ、住民約25万人が避難している。
また中国中央テレビは8日夕、湖の水位が排水路より2メートル高い742メートルに達したと伝えた。7日朝以降、毎時4-5センチの勢いで増水しているという。
陳雷水利相は降雨、土砂崩れ、余震の影響で湖の排水作業に問題が生じる恐れがあると懸念を示している。8日夜には綿陽市の北西70キロメートルを震源とするマグニチュード5クラスの余震が観測され、湖周辺の山で土砂崩れが発生したとの情報もある。余震の湖への影響については明らかにされていない。
中国地震局(CEA)は8日正午までの24時間以内に同地域で余震が177回発生したと発表。また地元の気象当局は9日中は晴天が続くとしているが、今月末から7月にかけて予測される降雨のため、いまだ予断を許さない状況となっている。
新華社通信のまとめによると、四川大地震によるこれまでの死者は6万9136人、行方不明者は1万7686人、負傷者は37万4061人となっている。(c)South China Morning Post/Bill Savadove