大地震で最大6万棟全半壊
山口県は3日、東南海・南海地震や県内の活断層による地震が起きた場合の被害の想定結果をまとめた。岩国市を通る大竹断層の地震被害が最も大きく、建物約6万棟が全半壊し、死者は約1500人と予測。ほかの6つの主要断層などによる地震でも、大きな被害が予測される。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200806040048.html
県内の各断層の活動間隔は1000―数万年と長い。ただ、県は「いつ起こるかは分からない」として、今後、住宅耐震化などの数値目標を設定し、市町と連携して防災力強化を図る方針だ。
まとめによると、大竹断層による直下型地震は岩国市、和木町で最大震度7を想定し、建物被害や死者数を予測した。瀬戸内海沿岸の石油コンビナートは197カ所で被害を受け、経済被害は2004年の県内総生産額の6割に当たる約3.5兆円。道路寸断による孤立集落も39カ所になるという。
今後30年で発生確率が50―70%とされる東南海・南海地震では、周防大島、田布施、平生の3町が最大震度6弱の揺れに襲われ、液状化などで約6100棟が全半壊。高さ2、3メートルの津波が最短で90分後に到達する。同じく発生確率40%の安芸灘―伊予灘地震でも、岩国市や柳井市が最大震度6弱を記録。約5400棟が全半壊するとしている。