福岡市の「揺れやすさマップ」震度、7区ごと詳細に
●警固断層震源M7.2想定 市民に配布、啓発
福岡市は27日、警固断層を震源とする地震が発生した場合の市内の揺れをシミュレーションした「揺れやすさマップ」の7区版が完成した、と発表した。マグニチュード(M)7.2の地震発生時の揺れを7区ごとに震度5弱から6強以上まで8段階に色分けした震度予測地図。市は、地震への備えを呼び掛け、市民や業者、ビル所有者らに住宅、建物の耐震化を促していく構えだ。
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同市は昨年12月に全市版の揺れやすさマップを公表。今年1月から市民に配布しているが、「より詳細なマップがほしい」といった要望がこれまで1000件超寄せられた。7区版は全市版より3―5倍拡大している。
警固断層は志賀島南方の博多湾から福岡市内を通り、福岡県筑紫野市に至る27キロの活断層。政府の調査委員会は「30年以内に地震が発生する確率は0.3―6%。M7.2程度の地震が発生する」と分析。今年4月には「福岡市周辺だけでなく、30キロ前後離れた同県久留米市や佐賀県鳥栖市など筑後川流域でも震度6強以上の揺れが起こり得る」と予測した。
完成した福岡市の7区ごとの揺れやすさマップは内閣府や国土地理院のデータ、福岡市のボーリング調査などから各地の揺れを予測。震度5弱、5強、6弱、6強以上の4つの震度階級を計測震度でさらに計8分類。赤(震度6強)、黄(同6弱)、緑(同5強)など8色で地図上を色分けした。警固断層が通る中央区のマップは一番強い揺れを示す赤の表示が目立っている。
マップは見開きA3判で折りたためる冊子。巻末に、耐震改修工事に対する市の助成、融資制度の概要も掲載。市役所や7区役所で27日から無料配布を開始し、市のホームページでも閲覧、ダウンロードできる。
=2008/05/27付 西日本新聞夕刊=