震源の浅さが被害拡大の原因 中国地震
【北京=川越一】中国・四川省を震源とする大地震による被害が拡大していることについて、中国地震予測研究所の研究員は13日までに、震源の浅さが被害を増幅させたとの見方を示した。中国国営新華社通信が伝えた。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080513/chn0805131323012-n1.htm
通常、震源の浅い地震は地表から30キロ以内で発生する。逆に深いものは地下650キロ。地震の70%は震源が浅く、被害も大きくなるという。四川省で発生した地震の震源の深さは10キロと極めて浅く、同研究員は「大陸内部の地震で、震源が浅かったために破壊力が大きくなった」と分析した。
四川省周辺から雲南省にまたがる地域には、7カ所の断層帯があるという。専門家は、地震多発地帯で、人口密集度が高く、被害が拡大しやすい状況にあると指摘した。最も被害が甚大な四川省綿陽市北川県や震源の●(=さんずいに文)川(ぶんせん)県では、多くの住民が地盤の不安定な山腹に居住しており、家屋の耐震度も不十分だったことも被害増大の要因とみられる。
マグニチュード(M)7・8の大規模地震は、家屋の倒壊や地滑り、地割れなどを引き起こすという。「地震のすべてのエネルギーは1回の地震では放出されない。四川省付近で余震が続く可能性がある」と指摘した。
四川省気象局によると、被災地に降っている雨は14日まで続く見通しだ。地盤がさらに緩み、山崩れや落石などの二次災害の発生が懸念されている。