地震:宮古島で震度4 緊急速報、間に合わず 検知から10.6秒
◇本格導入後初めて発表
28日午前2時32分ごろ、沖縄県の宮古島近海を震源とする地震があり、宮古島市で震度4を記録した。気象庁によると、震源の深さは約20キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5・2と推定される。この地震で、同庁は最大震度5弱を予測し、緊急地震速報を07年10月の本格導入以来初めて発表した。発表は地震検知約10秒後だったが、宮古島には検知5~6秒後に強い揺れが到達し、速報は間に合わなかった。
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20080428dde001040027000c.html
緊急地震速報は、地震計に最初に到達する初期微動から震源地や地震の規模を分析し、大きな揺れをもたらす主要動が来る前に地震発生を知らせることを目指すシステム。予測される最大震度が5弱以上の際、震度4以上が予想される地域向けに、テレビやラジオなどで情報を提供する。
気象庁によると、今回は震源周辺の3カ所の地震計で観測した地震の振幅などから、震源の深さ約30キロ、M6・9と推計、宮古島の計測震度を4・8(震度5弱)と予測して発表した。実際に観測されたのは4・4(震度4)だった。
また、地震検知から緊急地震速報発表まで10・6秒かかった。緊急地震速報のシステムは、時間とともにデータが増えるに従い、予測を繰り返す仕組み。今回は、検知4・6秒後と5・6秒後の段階での予測は震度4で、10・6秒後の段階で震度5弱との予測になったという。気象庁の横田崇・地震津波監視課長は「予測震度の違いは0・4で、誤差の範囲内だった。しかし、震源地近くでは間に合わない場合もあるという技術的限界もある」と説明した。
今回の速報は、NHKが放送休止中だったラジオ第2放送を除く、地上、衛星、ラジオの計7チャンネルで全国へ放送した。【樋岡徹也、丸山進】
毎日新聞 2008年4月28日 東京夕刊