30年以内に「震度6弱以上」 福岡市の確率上昇 調査委予測
政府の地震調査委員会は24日、30年以内に震度6弱以上の揺れが起こる確率を示した「地震動予測地図」の2008年更新版を公表した。九州・山口では、警固断層(福岡市‐福岡県筑紫野市)の地震発生確率が昨年3月の長期評価で「0.3‐6%」と従来より高く評価されたことから、福岡市の平均発生確率を前年より1.7ポイント高い2.3%と予測。九州東側の大分、宮崎両市でも確率が上昇した。
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毎年1月1日を基準に再計算しており、全国的に、この1年間に地震が起きなかった地域の多くで確率が上昇。特に海溝「南海トラフ」の活動による南海地震、東南海地震が予測される紀伊半島から四国で目立ち、発生確率は津市62.5%(前年比1.2ポイント上昇)▽和歌山市35.1%(同1ポイント上昇)▽高知市54.3%(同2.1ポイント上昇)など。大分、宮崎両市も南海トラフに比較的近いため、それぞれ0.7ポイント、0.3ポイント上昇した。
同調査委は昨年3月、警固断層を「その他の活断層」から「主要活断層」に分類し直し、地震発生確率を最上レベルの「高い」(最大3%以上)と判断。これを受け、福岡市で震度6弱以上の地震が発生する平均確率も2.3%まで上がった。
発生確率の比較目安としては、がんで死亡=約6%▽空き巣被害に遭遇=約3%▽火事で被災=約2%▽ひったくりに遭遇=約1%などとされ、調査委事務局の文部科学省は「効果的な地震対策を検討する上で参考にしてほしい」と話している。
=2008/04/25付 西日本新聞朝刊=