「中国地震局は警告を無視した」、専門家が発言-四川大地震
中国・四川省で12日に発生した大地震―中国地球物理学会の天災予測専業委員会は2006年以降、同地域で強い地震が発生する可能性について中国地震局(CEA)に複数回報告してきたという。同委員会の顧問を務める陳一文氏が明らかにした。
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陳氏によると、同委員会は今月2日にもCEAに対し、甘粛省と四川省の境界付近で2009年4月までにマグニチュード7-8級の大地震が発生する恐れがあると書面で警告していた。また隴南市の地震当局も4月18日、新疆ウイグル自治区の于田県で4月20日-5月18日の間にマグニチュード7級の地震が発生する可能性が高いとCEAに報告していたという。于田県はチベット自治区との境界付近に位置する。
隴南市地震局のZhao Weiguo副局長は、報告書をCEAに提出したことを認めている。さらに大地震発生の翌日、中国地震台網センター(CENC)の予報主任から電話で「震源地の予測が外れたことは残念だったが、重要な報告だった」と告げられたことを明らかにしている。
陳氏は、専門家の度重なる警告が無視された背景について、地震研究の信ぴょう性に対する悲観的な見方が支配的になっているCEA内の現状を指摘する。隴南市地震局のZhao副局長も資金不足の影響により、最盛期には7か所あった地震観測所が1か所を残して閉鎖されたと述べている。
CEAはこれまで一貫して地震を予知する報告は受けていないと主張しており、今回の陳氏の発言に対してもコメントを一切控えている。(c)South China Morning Post/Raymond Li